口角炎に効くリップクリームおすすめ4選!ビタミンや抗炎症成分がカギ

冬の唇トラブルの中でも、とにかく痛いのが口角炎です。口角がぱっくりと割れてしまい大きく口が開けられないので、会話や食事も大変ですよね。今回はそんなつらい「口角炎」に効果を持ったリップクリームおすすめ4商品の特徴や使用感について解説していきます。

口角炎とは?

口角(上下の唇があわさるところ)に炎症が起き、唇の端が赤くはれた状態になり、唇の皮がむけたり、かさぶたになったりする病気です。口角炎になると、唇が乾燥したり、口角がぱっくり割れる(亀裂が入る)こともあります。食事や会話の際に口を大きくあけると口角が裂け、痛みをともないます。

口角炎の原因

主な原因は「乾燥」

口角炎の主な原因に唇の乾燥があります。冬場の強い乾燥はもちろんですが、実は唇をなめるくせもその1つです。唇をなめると一時的にはうるおった感じがしますが、唇の油分は減り、唾液に含まれる消化酵素が唇の乾燥をひどくしてしまいます。そのため唇の乾燥はさらにひどくなり、口角がぱっくり割れてしまいます。

カンジダ感染

真菌の一種であるカンジダ菌によって口角炎になることがあります。カンジダ菌は人間のからだにもともと住み着いている菌なので、健康な時には悪さをすることはなく口角炎が起こることはありません。しかし、からだの免疫が低下することによってカンジダ菌が悪さをするようになり口角炎が起こりやすくなります。一般的に高齢者の口角炎の原因に多く見られます。

ストレス・疲れ

いきすぎたストレスや疲労はからだの免疫を低下させてしまいます。免疫が低下することでカンジダ菌が悪さをするようになり、口角炎が起こりやすくなります。

ビタミンなど栄養が足りていない

具体的にはビタミンB2、ビタミンB6や鉄が足りていない場合に口角炎が起こりやすくなります。ビタミンB2やビタミンB6は皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。口角も皮膚や粘膜に該当するため、ビタミンB2やビタミンB6の不足によって口角の皮膚や粘膜を健康に維持することができなくなり口角炎が起こりやすくなります。不規則な生活や野菜不足の方は食事の見直しやビタミン剤などで補うようにしましょう。

病気や薬

病気の場合、糖尿病や肝臓・胃腸の病気、HIVなど治療中の場合に口角炎が起こりやすくなります。また薬を服用中の場合、内服のステロイドや免疫抑制剤、一部の抗生物質を服用中の場合に口角炎が起こりやすくなります。

口角炎に効果がある市販薬リップクリームおすすめ4選

実際にどんな商品で口角炎を治せばいいのか?口角炎に効能効果がある市販薬は以下になります。

モアリップ
メンソレータムヒビプロLP
ユースキンリリップキュア
メンターム薬用メディカルリップMn

ではそれぞれの商品の特徴について見ていきましょう。

商品の特徴

モアリップ

資生堂から発売されている医薬品(第3類医薬品)タイプのリップクリーム。5つの有効成分が配合されています。抗炎症成分のグリチルレチン酸で唇のあれを抑えながら、アラントインであれた唇の修復を促し、口角炎や口唇炎を改善します。メンソレータムヒビプロLP、ユースキンリリップキュアと同じ有効成分を同じ量配合しています。

有効成分働き配合量(1g中)
グリチルレチン酸唇の炎症を抑える3mg
トコフェロール酢酸エステル  
 (ビタミンE誘導体)
皮膚の新陳代謝を促す2mg
アラントイン荒れた唇の修復を促す5mg
パンテノール皮膚・粘膜の健康を維持する5mg
ビタミンB6皮膚・粘膜の健康を維持する1mg

ここがポイント

直接口に塗れるタイプ
クリームは「細め」
クリームは「やわらかめ」

無香料・無着色だから「香り」や「色」が気になる方におすすめです。実際に使用してみましたが、クリームは「やわらかめ」で、伸びがよくしっとり感があるのが特徴です。そのためテクスチャーがしっとりうるおうタイプが好きな方や、添加物にlメントールを配合しているのでほどよい清涼感がお好きな方におすすめです。また剤形はチューブタイプなので、そのまま唇に塗ることができ、手が汚れる心配がありません。

メンソレータムヒビプロLP

ロート製薬から発売されている医薬品(第3類医薬品)タイプのリップクリーム。こちらも5つの有効成分が配合されています。抗炎症成分のグリチルレチン酸で唇のあれを抑えながら、アラントインであれた唇の修復を促し、口角炎や口唇炎を改善します。モアリップ、ユースキンリリップキュアと同じ有効成分を同じ量配合しています。

有効成分働き配合量(1g中)
グリチルレチン酸唇の炎症を抑える3mg
トコフェロール酢酸エステル
 (ビタミンE誘導体)
皮膚の新陳代謝を促す2mg
アラントイン荒れた唇の修復を促す5mg
パンテノール皮膚・粘膜の健康を維持する5mg
ビタミンB6皮膚・粘膜の健康を維持する1mg

ここがポイント

手で塗るタイプのチューブ
クリームは「太め」
クリームは「硬め」

こちらも無香料・無着色だから「香り」や「色」が気になる方におすすめです。またメントール無配合のため敏感なくちびるにもしみにくいです。実際に使用してみましたがモアリップやユースキンリリップキュアと違うのはクリームの使用感が「硬め」に作られています。クリームの基剤にワセリンを多めに使用しているからです。そのためテクスチャーが硬めが好みの方や唇のひびわれをしっかり保護したい方におすすめです。また剤形はチューブタイプですが注意点として唇にそのままは塗れません。手にとって気になる部分に塗ってください。

ユースキンリリップキュア

ユースキン製薬から発売されている医薬品(第3類医薬品)タイプのリップクリーム。こちらも5つの有効成分が配合されています。抗炎症成分のグリチルレチン酸で唇のあれを抑えながら、アラントインであれた唇の修復を促し、口角炎や口唇炎を改善します。モアリップ、メンソレータムヒビプロLPと同じ有効成分を同じ量配合しています。

有効成分働き配合量(1g中)
グリチルレチン酸唇の炎症を抑える3mg
トコフェロール酢酸エステル
(ビタミンE誘導体)
皮膚の新陳代謝を促す2mg
アラントイン荒れた唇の修復を促す5mg
パンテノール皮膚・粘膜の健康を維持する5mg
ビタミンB6皮膚・粘膜の健康を維持する1mg

ここがポイント

無香料・メントール無配合のため、「香り」や「清涼感」が気になる方におすすめ。また添加物で口角炎の際に不足しがちなビタミンB2を配合しています。注意点としてクリームの色は黄色に着色されているので、「服に色が着くのが心配!」など有色のリップクリームが苦手な場合はモアリップ やメンソレータムヒビプロLPを選びましょう。。なお剤形はジャータイプのため、唇にそのままは塗れません。手にとって気になる部分に塗ってください。

メンターム薬用メディカルリップMn

近江兄弟社から発売されている指定医薬部外品タイプのリップクリーム。こちらも5つの有効成分が配合されています。抗炎症成分のグリチルレチン酸で唇のあれを抑えながら、アラントインであれた唇の修復を促し、口角炎や口唇炎を改善します。他の商品との違いは有効成分にdl-メントールを配合しているので唇の血行を良くしてくれます。

有効成分働き配合量(1g中)
グリチルレチン酸唇の炎症を抑える3mg
トコフェロール酢酸エステル
(ビタミンE誘導体)
皮膚の新陳代謝を促す2mg
アラントイン荒れた唇の修復を促す5mg
ビタミンB6皮膚・粘膜の健康を維持する1mg
dl-メントール血行促進5mg

ここがポイント

今回紹介したメントール配合タイプMnとメントール無配合のCn(無香料タイプ)の2種類があります。「香り」や「清涼感」の好みでお選び頂けます。剤形はスティックタイプのためそのまま唇に塗ることができ、手が汚れる心配がありません。

薬剤師からのポイント

使用感や使用シーンに合わせて選びましょう!

今回ご紹介した薬は口角炎を治療できる市販薬のリップクリームです。使用感が「やわらかめ」が好きな方や手を汚さずに外出先でも使用したい方はモアリップ がおすすめです。使用感が「硬め」が好きな方や荒れた唇をしっかり保護したい方はヒビプロLPがおすすめです。またメンタームメディカルリップMnは指定医薬部外品のため、ドラッグストアはもちろん薬剤師や登録販売者が在籍していないスーパーやコンビニなどでも購入できるので忙しい方でも購入しやすい薬になります。

口角炎以外にも使える

今回紹介した商品は、口角炎以外にも唇のひびわれ、唇のただれ、口唇炎にも効能効果があります。口唇炎とは唇全体に炎症や亀裂が起こる病気です。唇が全体的に乾燥し、皮がむけたり、唇が腫れたりして、かゆみをともなう場合もあります。そのため口角だけでなく、唇全体のトラブルにも使えます。

リップは手の中で少し温めて使おう!

冬場の時期はリップクリームが固くて塗りにくかったり、チューブから出しづらい場合があります。そんな時はリップを手の中で少し温めてから使用するとチューブから出しやすく、クリームも全体に広がりやすいです。

こんな症状がある時は注意

口や唇のまわりが、ヒリヒリ・ピリピリした後に「水ぶくれ」ができた場合には口角炎ではなく口唇ヘルペスの可能性があります。口唇ヘルペスの場合は使用する薬が異なることや、初めての口唇ヘルペスは症状がひどく出る場合があるので、その時はお医者様に相談してください。

さいごに

市販薬のリップクリームには口角炎を治療できるものがあります。そのためリップクリームを選ぶ際には必ず「効能効果」に口角炎と記載されているものを選びましょう。また日頃の乾燥ケアも口角炎にならないための重要なケアなので普段の乾燥対策用リップと治療用リップの2つを冬場の時期は準備しておくと良いでしょう。また各商品の詳細は下記のページをご参考ください。

参考文献

「口角炎・口唇炎」の原因・症状について解説/ロート製薬

https://jp.rohto.com/learn-more/bodyguide/angularcheilitis/symptom/

口角炎について/岸本 麻子, 井野 千代徳, 多田 直樹, 井野 素子, 南 豊彦

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi/56/3/56_3_101/_pdf/-char/ja

モアリップ(第3類医薬品)/資生堂-資生堂薬品株式会社

https://medical.shiseido.co.jp/moilip/

メンソレータム ヒビプロLP/ロート製薬:製品情報

https://jp.rohto.com/hibipro/ointment-lp/

リリップキュア/商品検索/商品情報/ユースキン製薬株式会社

https://www.yuskin.co.jp/products/search/detail.html?pdid=relipcure

薬用メディカルリップスティックMn/製品情報/近江兄弟社

http://www.omibh.co.jp/products/lipcare/medical-lipstick_mn.html

http://www.omibh.co.jp/sp/medicallip/