新ルルAシリーズを比較!効果や副作用、値段などの違いを紹介

「新ルルAって種類があるけど何がちがうの?」風邪薬選びに、時間がかかってしまった方も多いのではないでしょうか。今回は風邪に効く新ルルAシリーズの効果や副作用、値段などの違いを解説していきます。この記事を読んで自分に合った新ルルAを選んでみましょう。

薬剤師から3つのポイント

3つのポイント

新ルルAシリーズはつらい症状に合わせて選べる

新ルルAシリーズは頭痛や発熱、のどの痛み、鼻水、せきなどの風邪の11症状をカバーできる風邪薬です。また風邪の特に『つらい症状』に合わせて商品が選べるよう処方を工夫しています。商品の選び方については、新ルルシリーズの選び方を参考にしてください。

服用回数は1日3回

新ルルAシリーズはすべて1日3回の服用回数です。もし仕事や勉強が忙しく、日中に服用するのが難しい場合は、ルルアタックシリーズのルルアタックTRが1日2回タイプの風邪薬であるため検討してみましょう。

新ルルAシリーズは授乳中に服用できない

新ルルAシリーズは授乳中に服用することができません。せき止め成分や鼻水を抑える成分が母乳中に移行してしまい、大切なお子様に悪影響を与えてしまう恐れがあります。もし新ルルAシリーズを服用した場合は、72時間以上空けてから授乳を再開しましょう。

新ルルAシリーズとは

風邪薬の『新ルルAシリーズ』は第一三共ヘルスケアから発売されている総合感冒薬(風邪薬)で指定第2類医薬品に分類されます。総合感冒薬(風邪薬)とは発熱、頭痛、のどの痛み、鼻水、せきなどの風邪の11症状に1つのお薬で対応できる特徴があります。

現在、新ルルAシリーズは以下の4種類が販売されています。

新ルル-A錠s
新ルルAゴールドs
新ルルAゴールドDX
新ルルAゴールドDXα

新ルルAシリーズの有効成分について

ここでは新ルルAシリーズに使用されている代表的な成分とその働きについて説明していきます。成分の種類や働きを理解することで、ご自身の風邪症状にはどの成分が必要なのかを分かります。

解熱鎮痛成分

解熱鎮痛成分は、風邪の代表的な症状である発熱や風邪のひきはじめに多い関節痛、筋肉痛、頭痛などの痛みを緩和する成分です。以下が新ルルAシリーズに使用されている解熱鎮痛成分です。

【解熱鎮痛成分】

・アセトアミノフェン

抗炎症成分

抗炎症成分は主にのどの痛みの原因となる『炎症』を抑える成分です。以下が新ルルAシリーズに使用されている抗炎症成分です。

【抗炎症成分】

・トラネキサム酸

抗ヒスタミン成分・抗コリン成分

抗ヒスタミン成分は『くしゃみ』『鼻水』『鼻づまり』を緩和する成分です。これらの症状はヒスタミンという物質がヒスタミン受容体にくっつくことで起こりますが、抗ヒスタミン成分はヒスタミンが受容体にくっつくのを邪魔することで、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを緩和します。

また抗コリン成分も抗コリン作用によって、鼻水を抑える働きがあります。以下が新ルルAシリーズに使用されている抗ヒスタミン成分・抗コリン成分です。

【抗ヒスタミン成分】

・クレマスチンフマル酸塩

【抗コリン成分】

・ベラドンナ総アルカロイド

鎮咳・去痰成分

鎮咳(ちんがい)とは”せき止め”、去痰(きょたん)とは”たんを切る”という意味です。せき止め成分は気管支を広げて咳を止めたり、脳の咳中枢に働いて咳をしずめる効果があります。

一方、たんを切る成分はたんの粘性を薄めたり、気道からたんの排出を助ける効果があります。以下が新ルルAシリーズに使用されている鎮咳・去痰成分です。

【鎮咳成分】

・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・ジヒドロコデインリン酸塩
・デキストロメトルファン
・ノスカピン

【去痰成分】

・ブロムへキシン塩酸塩
・グアヤコールスルホン酸カリウム

その他の成分

その他には、頭痛を緩和させる目的で『無水カフェイン』、風邪で消耗したビタミンを補給する目的で『ビタミンB1(ベンフォチアミン』が新ルルAシリーズに使用されています。

新ルルAシリーズの違い

ここからは新ルルAシリーズの効能効果や眠気などの副作用、服用年齢、価格のちがいについて解説します。

効能効果に違いはあるの?

効能効果に違いはありません。以下のように、新ルルAシリーズ共通で風邪の11症状に効能効果があります。

【効能効果】

風邪の諸症状(のどの痛み、発熱、悪寒、頭痛、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

しかし、新ルルAシリーズは風邪の症状のなかでも”特につらい症状”に合わせて商品を選べるようになっています。商品の選び方については、新ルルAシリーズの選び方を参考にしてください。

眠気など副作用の違いはあるの?

新ルルAシリーズには眠くなりやすい成分が配合されています。主に以下の抗ヒスタミン成分や抗コリン成分、鎮咳成分が眠気を引き起こしやすいといわれています。

【眠気を引き起こしやすい成分】

・クレマスチンフマル酸塩(抗ヒスタミン成分)
・ベラドンナ総アルカロイド(抗コリン成分)
・ジヒドロコデインリン酸塩(鎮咳成分)
・デキストロメトルファン(鎮咳成分)
・ノスカピン(鎮咳成分)

これらの成分から考えると、新ルルAゴールドsは他のシリーズに比べ眠気を感じやすくなる可能性があります。

しかし、副作用の感じ方には服用する方の体調など個人差があり、一概に比較は難しいです。もし、服用後に眠気や便秘などの体調変化を感じた場合は、医師や薬剤師、登録販売者に相談してみましょう。

服用できる年齢に違いはあるの?

服用できる年齢は基本的には12歳からです。ただし、新ルルゴールドDXαのみ7歳から服用ができます。

【7歳から服用可能】

・新ルルAゴールドDXα

【12歳から服用可能】

・新ルルA錠s

・新ルルAゴールドs

・新ルルAゴールドDX

商品の価格に違いはあるの?

各商品ごとの1日あたりの価格をメーカー希望小売価格から計算*すると以下になります。

※価格は各商品の最大包装価格、大人(15歳以上)の服用量から算出

商品名価格
新ルルA錠s約186円/1日あたり(150錠 メーカー小売希望価格:税抜き3100円)
新ルルAゴールドs約205円/1日あたり(100錠 メーカー小売希望価格:税抜き2280円)
新ルルAゴールドDX約220円/1日あたり(90錠 メーカー小売希望価格:税抜き2200円)
新ルルAゴールドDXα約220円/1日あたり(90錠 メーカー小売希望価格:税抜き2200円)

薬局やドラッグストアでの実際の価格はさらに安い傾向にありますが、シリーズ中で新ルルA錠sがもっとも値段が安く、新ルルAゴールドDX・DXαがもっとも値段が高いです。

新ルルAシリーズの選び方

キーポイント

新ルルAシリーズは全4種類とバリエーション豊富なため「どれを選べばいいの?」と悩んでしまう方も多いと思います。しかし新ルルAシリーズは風邪症状のなかで”特につらい症状”に合わせて選べるよう、商品ごとに成分の種類や成分量を工夫して開発されています。ここからは各シリーズの特徴や商品の選び方をわかりやすく説明していきます。

のどの痛みがつらい方は

特に『のどの痛み』が気になる方は以下の商品を選ぶとよいでしょう。

商品

・新ルルAゴールドDX
・新ルルAゴールドDXα

のどの痛みを抑える成分が新ルルA錠s、新ルルAゴールドsでは1種類に対し、こちらの2商品にはのどの痛みを抑える成分を2種類配合しています。そのため、風邪のひきはじめがのどから来る方やのどの痛みがつらい方など、特にのどの痛みを抑えたい方の気持ちを考えて作られた商品です。

鼻症状がつらい方は

特に『鼻症状』が気になる方は以下の商品を選ぶとよいでしょう。

商品

・新ルルAゴールドs
・新ルルAゴールドDX
・新ルルAゴールドDXα

鼻水やくしゃみを抑える成分が新ルルA錠sでは1成分に対し、こちらの3商品には鼻水やくしゃみを抑える成分を2成分配合しています。そのため、風邪をひくときに鼻水が止まらない方や一度くしゃみをすると止まらない方など、特に鼻の症状を抑えたい方の気持ちを考えて作られた商品です。

せきがつらい方は

特に『せき』が気になる方は以下の商品を選ぶとよいでしょう。

商品

・新ルルA錠s
・新ルルAゴールドs

せきを抑える成分が新ルルAゴールドDX・DXαでは2成分に対し、こちらの2商品にはせきを抑える成分を3成分配合しています。そのため、かぜを引いたらせきが止まらない方やせきがつらくて夜も眠れない方など、特にせきの症状を抑えたい方の気持ちを考えて作られた商品です。

常備薬として備えておくなら

今は風邪の症状がなく、万が一の時の常備薬として備えておくなら、新ルルA錠sが最適です。発熱や頭痛、のどの痛み、鼻水、せきなどのかぜの11症状に対応でき、かつ新ルルAシリーズ中でもっとも値段が安い傾向にあります。

家族で服用したい方は

シリーズ中で唯一、7歳から服用できる、新ルルゴールドDXαが最適です。その他のシリーズは12歳からの服用です。

まとめ

新ルルAシリーズは風邪症状の中でも特につらい症状に合わせて商品を選ぶことができます。一方で価格や服用年齢が商品によって異なるため、『誰が服用するのか』『常備薬として備えておくのか』などを明確にしておくと、より商品が選びやすくなるでしょう。

 

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参考資料

ルル(一覧)/第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/brand/lulu/ 

新ルル-A錠sのよくあるご質問/第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/faq/faq_lulu_a_s_q5.html 

執筆者 / ファクトチェック / 監修者

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薬剤師

【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。

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病院薬剤師として6年勤務。主にがん領域を経験。
現在は調剤薬局にて経営者かつ薬剤師として地域の健康サポートに取り組んでいます。
また、webライターとしてOTCやセルフメディケーションについて正しい医療情報を発信し、悩みを解消できる記事作成に励んでいます。

一緒にセルフメディケーションについて知識を増やしていきましょう。

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