『ガスター10』が胃の痛みに効果がある理由。医療用と同じ成分で対処

最近、仕事やプライベートで『胃が痛い』『胃がむかつく』などのことはないでしょうか。またコロナ禍により、以前に比べてテイクアウトや出前などの中食の影響もあり、お店のご飯を楽しむ方が増えてきました。それにより、自宅でつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることなどあるかと思います。

今回は、そのような胃の痛みやむかつきに効く『ガスター10』について解説します。

ガスター10とは

ガスター10は、胃酸の出過ぎをコントロールすることにより『胃の痛み』や『胃のむかつき』『胃のもたれ』を和らげるお薬です。

有効成分『ファモチジン塩酸塩』を配合しており、もともとは医療用として使用されていた医療用医薬品でした。しかし、長年の使用による安全性の面から市販薬として販売されるようになりました。

胃が悪くなる原因に『ファモチジン塩酸塩』が効く理由

先ほどでも解説した通り、ファモチジン塩酸塩は胃酸の出過ぎをコントロールするお薬です。

胃の調子が悪くなる理由に2つの要因が考えられます。胃を攻撃する『胃酸』と胃を守る『粘膜』の2つのバランスが崩れることで、胃の痛みやむかつきが起こります※

胃酸と粘膜(シーソー)1
※左に傾くと胃の調子が悪くなる

胃酸が多く出ることで胃を刺激しますが、胃の粘膜により保護されます。つまり、『胃の痛み』や『むかつき」『もたれ』が起きやすい状態は、『胃酸が多く出る場合』もしくは『胃の粘膜が減少した場合』が考えられます。

胃の調子が悪くなる要因についてこちらの記事にて解説しております。

どのような方におすすめ?

胃酸の出過ぎをコントロールする『ガスター10』ですが、どのような方におすすめでしょうか。胃酸が発生する原因はいくつかありますが、今回は代表的な3つの原因について取り上げます。

ストレス

ストレス 男性

ストレスを受けると胃酸が過剰に分泌されるため、胃の粘膜が荒れる原因となっております。ストレスによる胃の荒れは、主に自律神経が影響しており、この神経が乱れることで発症するといわれています。これにより諸症状を引き起こします。

なるべく強いストレスを受けないような環境にしましょう。

食べ過ぎ

食べ過ぎる女性

ご飯を必要以上に摂取することで、胃が消化しきれなくなります。特に『脂っこい食べ物』『消化しにくい食べ物』をたくさん食べることで、大量に消化するために胃酸の分泌量も増加します。これらから、胃の粘膜が荒れやすくなる原因となっています。

また、辛い香辛料なども胃酸を多く分泌させる原因です。食べ過ぎや辛い香辛料などの摂取は控えめにしましょう。

お酒の飲み過ぎ

ビール

お酒(アルコール)を摂取により胃酸の分泌量が多くなります。食べ物を消化するための胃酸を分泌するのでしたら問題ないですが、必要以上に分泌する胃酸は、胃が荒れる環境要因となります。

お酒の飲み過ぎは控えるようにしましょう。

胃痛やむかつきに『ガスター10』で対処しよう

女性薬剤師

ガスター10は、『胃の痛み』や『胸焼け』『むかつき』『胃もたれ』に効果のあるお薬です。胃の不快な症状が現れた場合は、まず市販薬にて対処してみましょう。

ただし、ガスター10を3日間服用しても症状が続く場合は医師または薬剤師に相談しましょう。また、ガスター10を服用できる期間は『2週間』です。それ以上継続して服用することのある場合も、同様に相談するようにしましょう。

製品に関する情報(用法・副作用)は、公式サイトをご覧ください。

ガスター10|ガスター10 製品情報|胃痛・もたれなどの胃の不快な症状に ガスター10|第一三共ヘルスケア 

 

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参考資料
・胃痛・もたれなどの胃の不快な症状に ガスター10|第一三共ヘルスケア
・「胃がもたれる」、「胃がはる」、「食欲がない」、「吐き気がする」など、胃の不調サインを見逃していませんか?|すこやかネット|NIPRO-ニプロ株式会社- 「その技術は、人のために。」

執筆者 / ファクトチェック / 監修者

Author profile

Ryo Omura

医療編集プロダクションMEDW 代表
株式会社TENTIAL メディアディレクター、リーガルチェック
理念
・誰にでもわかりやすい医療ヘルスケア情報を発信
・医療職の働き方にも自由度を。リモートワーク環境の構築
メディアから医療を変える「デジタルチーム医療」を中心に活動。
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