「今日はたくさん頑張って疲れた!」そんな日に手軽に飲める栄養ドリンク。しかしカロリーが高そう…苦くて飲みにくそう…とネガティブなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?今日は薬剤師が意外と手に取りやすい女性向け栄養ドリンクの成分と商品を気になる症状別に紹介します。
薬剤師からのポイント
女性に嬉しい低カロリー商品が多い
女性向けの栄養ドリンクは低カロリー商品が多く、今回紹介する商品のほとんどは約10kcal以下で作られており、気軽に手に取れる商品が多いです。
飲みやすさにこだわった商品が多い
女性向けの栄養ドリンクは、フルーツ風味で飲みやすいものが多いです。生薬を成分としていて苦いと思われがちですが、スッキリ飲むことができます。
気になる症状に合わせて選べる
女性向けの栄養ドリンクは、『体の疲れ』『肌荒れや口内炎』『寝ている間のケア』の3つの目的に分けて選ぶことができます。
体の疲れをなんとかしたい女性には
朝からなんだか疲れが取れておらず、だるい感じがした時におすすめの成分と商品を紹介します。
おすすめの成分
アミノ酸やビタミン、ニンジンやクコシのような滋養強壮効果のある生薬成分が含まれているものを選びましょう。ビタミンB1やニコチン酸アミドはエネルギーを作るために必要な成分です。またアミノ酸のアルギニンやリシンなどは、タンパク質の合成に使用されるため、体を動かした後の疲労に効果があります。
商品
リポビタンfine(6kcal)
アミノ酸のタウリンをはじめ、ビタミンB群やカフェインを配合。味はピーチ&グレープフルーツ風味で初めての人も飲みやすいです。
リポビタン fine precious(11kcal)
滋養強壮効果のあるクコシ、西洋サンザシなどの成分を配合。ピーチ&ラズベリー風味でフルーティーな味わいです。
チョコラBBライト(4.8kcal)
ビタミンB群をはじめ、タウリンやアルギニンなどのアミノ酸を豊富に配合。フルーティーですっきりした味わいです。
チョコラBBローヤル2(7.3kcal)
ビタミンB群やタウリンをはじめ、ローヤルゼリーを配合。ローヤルゼリーには様々なアミノ酸やビタミンが豊富に含まれている。味はホワイトグレープ風味でさっぱりさわやかな味わいです。
チョコラBBハイパー(14.3kcal)
ビタミンB群やアミノ酸をはじめ、滋養強壮効果のあるニンジン、ガラナなど合計13種類もの有効成分を豊富に配合。カシス風味で飲みやすいです。
チョコラBBゴールドリッチ
女性に嬉しい6つの生薬が配合され、シリーズ最多の合計16種類の成分を豊富に配合。女性になじみのあるベルガモット風味です。
肌荒れや口内炎などが気になる女性には
ストレスや栄養不足で肌が荒れてしまったり、口内炎ができてしまった方へおすすめの成分と商品を紹介します。
おすすめの成分
ビタミンB2やビタミンB6、ニコチン酸アミドを含むものや、ヨクイニンを豊富に配合した商品を選びましょう。ビタミンB2、B6は皮膚や粘膜を修復するのを助け、ヨクイニンは肌のターンオーバーを正常に整えてくれます。
商品
チョコラBBドリンクビット(1.2kcal)
肌あれケアに大切なビタミンB2、B6やニコチン酸アミド、さらにヨクイニンを配合し肌荒れに効果的。 チョコラBBシリーズの中でカロリーが最も低い特徴があります。
チョコラBBドリンクⅡ(4.8kcal)
肌あれケアに大切なビタミンB2、B6やニコチン酸アミド、ヨクイニンをドリンクビットよりも増量配合。さらに皮膚や粘膜を健康に保つ働きのビオチンやグルクロノラクトンを追加配合。肌荒れや口内炎をしっかり治したい人向けです。
寝ている時にしっかりケアしたい女性に
翌日に備えて疲れを取って、しっかり休みたい方におすすめな成分と商品を紹介します。
おすすめの成分
おやすみ前に飲む栄養ドリンクなので、ノンカフェインタイプやグリシンを含むものを選びましょう。グリシンは睡眠系アミノ酸で、栄養不良による寝付きの悪さなどの改善を助けます。
商品
アリナミンナイトリカバー(7kcal)
抗疲労成分フルスルチアミンをはじめ、睡眠系アミノ酸のグリシンを配合。寝ている間に疲労を回復します。味はジンジャー風味です。
リポビタンフィール(7kcal)
タウリンやビタミンB群をはじめ睡眠系アミノ酸のグリシンを配合。味はカシスグレープフルーツ風味です。
まとめ
女性向け栄養ドリンクは、『身体の疲れ』『肌荒れや口内炎』『寝ている間のケア』の3つの気になる症状に合わせて選択できます。
栄養ドリンクは、薬局やドラッグストアだけではなくコンビニなどでも手軽に手に入るものもあるので、明日も元気に過ごせるよう、ぜひ疲れた日に取り入れてみてください。
こちらの記事も読まれています
肌荒れにおすすめのチョコラBBドリンク
マスクの肌荒れについて~市販薬~
尿素配合クリームの比較
執筆者 / ファクトチェック / 監修者
Nobuhiro Nagao
病院薬剤師として6年勤務。主にがん領域を経験。
現在は調剤薬局にて経営者かつ薬剤師として地域の健康サポートに取り組んでいます。
また、webライターとしてOTCやセルフメディケーションについて正しい医療情報を発信し、悩みを解消できる記事作成に励んでいます。
一緒にセルフメディケーションについて知識を増やしていきましょう。
Yosuke Fukuoka
【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。