頭痛、生理痛に効く!痛み止めの選び方を薬剤師が解説

薬局やドラッグストアで痛み止めを購入しようとした際、種類が多すぎてどれを選べばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

痛み止めとして使用できる製品は配合されている成分もさまざまで、目的に応じた製品を選択する必要があります。

この記事では「眠くなりにくい」「胃に優しい」「1回1錠で効果を発揮する」という3つの観点から痛み止めについて解説します。

薬剤師からのポイント

効果の実感は人それぞれ

どのような種類のお薬を使用していてもその効果は人によって異なります。これは個人によって匂いや味の感じ方が異なるように、薬に対する感受性が異なっていることに起因します。

そのため、さまざまな痛み止めのなかでご自身にあった製品を選択することが重要になります。

避けたい副作用を整理しよう

お薬を使用するうえで副作用のリスクは避けては通れません。皆さんのなかには痛み止めを服用したあとに急に眠くなったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

避けたい副作用をあらかじめ理解することは製品を選ぶうえでの基準となります。

眠くなりにくい、胃に優しいなど自分がお薬に求める特徴を整理してみましょう。

1回あたりの服用錠数を確認しよう

お薬の種類によって1日の服用回数さらには、1回あたりの服用錠数が異なることはご存じですか。痛み止めのなかには 1回2錠服用する製品も多くあり、飲みづらさを感じる方もいるかもしれません。

製品によっては1回1錠の服用で効果を発揮するものもあり、飲みづらさを感じる場合には1回あたりの服用錠数を確認することも重要です。

眠くなりにくい痛み止めの選び方

痛み止めのなかには、眠くなる作用を有する成分を配合している場合があります。

下記に、痛み止めに配合されている代表的な眠くなる成分を記載します。

眠くなりにくい痛み止めをお求めの方は、下記の成分が配合されていない痛み止めを選択してください。

眠くなる成分

市販の痛み止めに配合されている代表的な成分は下記の 2 つです。

・アリルイソプロピルアセチル尿素
・ブロモバレリル尿素

これらの成分は鎮静作用を有する成分で、鎮痛作用を有するメイン成分の効果を補助する役割として配合されています。

鎮痛成分ではなく鎮静成分であるため、副作用として眠気が出る場合があります。

眠くなりにくい痛み止めをお求めの方は上記の成分が配合されていない市販薬をお買い求めください。

眠くなりにくい痛み止め

先ほど説明した2つの鎮静成分が配合されていない痛み止めは下記のとおりです。

ロキソニンシリーズ

・ロキソニンS
・ロキソニンSプラス
・ロキソニンSクイック

  
イブシリーズ

・イブ
・イブメルト

  
バファリンシリーズ

・バファリンプレミアムDX
・バファリンA
・バファリンEX
・バファリンルナi

上記の製品以外にも眠くなる成分が配合されていない市販薬はありますので、ご自身でご確認ください。

胃に優しい痛み止めの選び方

痛み止めの副作用として胃痛が広く知られています。これは、痛み止めとして使用される成分のなかに胃の防御機構を弱めてしまうものがあるためです。

胃に優しい痛み止めをお求めの方は下記に示す成分が配合されている痛み止めをお買い求めください。

胃に優しい成分

いくつか、痛み止めに配合されている胃に優しい成分を下記をご覧ください。

・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
・乾燥水酸化アルミニウムゲル
・合成ヒドロタルサイト
・酸化マグネシウム

これらの成分は胃の内部を覆うことで胃を保護したり、刺激性のある胃酸を中和することで胃を守る働きがあります。

胃に優しい痛み止め

上記の胃に優しい成分が配合された痛み止めは次のとおりです。

ロキソニンシリーズ

・ロキソニンSプラス
・ロキソニンSクイック
・ロキソニンSプレミアム

  
イブシリーズ

・イブクイック頭痛薬DX
・イブクイック頭痛薬

  
バファリンシリーズ

・バファリンプレミアムDX
・バファリンプレミアム
・バファリンA
・バファリンEX
・バファリンルナi

過去に胃潰瘍など消化性潰瘍の既往歴がある方は、上記のお薬であってもご使用をお控えください。

1回1錠で服用できる痛み止め

1度に多くの錠剤を服用するのが苦手な方は、1回1錠で効果を発揮する製品をお買い求めください。

1回1錠で効果を発揮する製品は次のとおりです。

1回1錠で服用可能

・ロキソニンS
・ロキソニンSプラス
・ロキソニンSクイック
・バファリンEX
・リングルアイビーα200(カプセル)
・タイレノールA

まとめ

今回は眠くなりにくい、胃に優しい、1回1錠で効果を発揮するという3つの観点から痛み止めの選び方について解説しました。薬局やドラッグストアで購入可能な市販薬にはさまざまな種類があるため、目的に応じた製品を選択することはとても重要です。

この記事が、皆様の日常生活における医薬品の適正使用に貢献できれば幸いです。

 

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ロキソニンSの特徴

参考資料
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/brand/loxonin-s/ 
https://www.ssp.co.jp/product/brand/eve/ 
https://www.bufferin.net/lineup/
https://search.sato-seiyaku.co.jp/pub/product/2442/ 
https://www.tylenol.jp/products-tylenol#%E7%94%A8%E6%B3%95-%E7%94%A8%E9%87%8F 

執筆者 / ファクトチェック / 監修者

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病院薬剤師として6年勤務。主にがん領域を経験。
現在は調剤薬局にて経営者かつ薬剤師として地域の健康サポートに取り組んでいます。
また、webライターとしてOTCやセルフメディケーションについて正しい医療情報を発信し、悩みを解消できる記事作成に励んでいます。

一緒にセルフメディケーションについて知識を増やしていきましょう。

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薬剤師

【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。

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