肌荒れには何がいいの?原因から対策まで簡単にできる方法を紹介

「肌荒れしてる・・」鏡の前で急な肌荒れに気付き、慌ててメイクやマスクでなんとか乗り切るといった経験をもつ女性は多いのではないでしょうか。肌荒れの原因は生活習慣やスキンケアが大きく関わってきます。この記事では肌荒れの原因から肌荒れしないための簡単な対策、肌荒れに大切な食事やビタミン・サプリを薬剤師が解説していきます。

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この記事を読んでわかること

 ・肌荒れの原因

 ・肌荒れ対策

 ・肌荒れに大切な栄養素・サプリメント

肌荒れを引き起こす原因

肌荒れの原因には生活習慣やスキンケアが大きく関わっています。以下の内容にあてはまる項目がないか確認してみましょう。

肌のターンオーバーの乱れ

肌の生まれ変わりのしくみを『ターンオーバー』と呼びます。通常は6週間で肌は新しく生まれ変わりますが、以下のような身近な生活習慣によってターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が低下したり、肌のキメが整わなくなったり、肌荒れの原因となってしまうことがあります。

・ストレス
・疲れ
・睡眠不足
・運動不足
・タバコ
・食生活の乱れ(野菜不足、脂肪食が多い、お酒の飲み過ぎ)
・無理なダイエット
・便秘

ホルモンバランスの乱れ

女性は生理前の肌荒れに悩まされる人も多いのではないでしょうか。生理前には黄体ホルモンという男性ホルモンに似た働きを持つホルモンがたくさん分泌されます。黄体ホルモンには皮脂の分泌量を増やす働きがあるため、皮脂が毛穴につまりやすくなり、肌荒れを起こしやすくしてしまいます。

外部からの刺激・バリア機能の低下

外部からの刺激で特に注意すべきは紫外線ダメージです。紫外線ダメージは肌のターンオーバーを乱す原因になり、結果的に肌のバリア機能を低下させてしまいます。その他にもストレスや栄養の偏り、睡眠不足などで肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下によって肌トラブルにつながってしまいます。

間違ったスキンケア

汚れを落とすことに集中しすぎてしまい、やりがちなのが『洗いすぎ』『こすりすぎ』です。洗いすぎやこすりすぎは肌に必要な皮脂までも落としてしまい、結果的に肌のバリア機能を低下させてしまいます。また、42度以上の高温のお湯も必要な皮脂を奪ってしまい、バリア機能を低下させてしまいます。

再確認!肌荒れ対策のキホン

肌荒れを改善するには、日頃の生活習慣やスキンケアをもう一度見直してみることも大切です。何気ない習慣がお肌に負担をかけている場合もあるので、ここでは肌荒れ対策のキホンを確認してみましょう。

保湿ケアで肌のバリア機能を高める

肌の乾燥はバリア機能を低下させてしまう要因の1つです。特に入浴後は肌内部から水分が逃げやすく、肌が乾燥しやすいです。入浴後はすぐに化粧水や乳液、保湿クリームなどでしっかり保湿ケアをすることが大切です。

睡眠環境を整える

肌荒れしない健康な肌を保つためには、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わりの周期)が重要になります。肌のターンオーバーは睡眠中に活発になるため、睡眠不足で肌のターンオーバーが乱れてしまうと、古い角質が肌に残り、結果的に肌荒れを起こしやすくなってしまいます。十分な睡眠時間を確保して、睡眠不足が続かないように心がけましょう。

有酸素運動

適度な運動は肌のターンオーバーを整え、肌を健康的に維持する効果が期待できます。特にウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は血液の流れをよくし、からだのすみずみに栄養を運び、肌を健康的に維持するのに役立ちます。また、汗をかくことも毛穴のつまりを防いでくれます。

正しいスキンケア

洗顔料は泡立てネットを使用し、よく泡立てて、包み込むように優しく洗いましょう。また洗顔や入浴後は肌の内部から水分が逃げやすい状態なので、時間を空けずに化粧水や乳液でしっかりと保湿するようにしましょう。

食べ物にも気をつけてみよう

揚げ物やスナック菓子などの油っぽい食事が多い人は注意が必要です。脂質を摂りすぎることで、皮脂が過剰に分泌されてしまい、毛穴がつまることで肌荒れの原因になることがあります。また、カフェインや香辛料も皮脂の過剰な分泌を引き起こすといわれているので注意しましょう。 

肌荒れケアに大切な栄養素

肌荒れケアには肌のターンオーバーを整えたり、肌の健康に必要な栄養素を積極的に取り入れることが大切です。

ビタミンB群

ビタミンB群が不足すると、肌の構成に必要なエネルギーをうまく作りだせなくなります。また、ビタミンB2やビタミンB6は皮膚や粘膜の健康維持に重要な役割を担っています。

ビタミンB群を多く含む食材

肉類、穀物類、野菜類

ビタミンC

紫外線などの酸化ダメージから肌を守る役割があります。肌を構成しているコラーゲンの生成にも関与しています。

ビタミンC群を多く含む食材

かんきつ類、いちご、キウイ、豚肉、小松菜、ブロッコリー

ビタミンA

ビタミンAには肌の乾燥を防ぐはたらきや、皮膚や粘膜の健康維持を助けるはたらきがあります。

ビタミンAを多く含む食材

レバー、うなぎ、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、パセリ

ビタミンE

紫外線などの酸化ダメージから肌を守る役割や、血行をよくするはたらきがあります。

ビタミンEを多く含む食材

アーモンド、ツナ缶、たらこ、アボカド、うなぎ、いくら

タンパク質

肌の細胞やコラーゲンをつくる元の栄養素で、肌を健康な状態に保つ大切な栄養素です。

タンパク質を多く含む食材

肉類、魚類、大豆類、たまご・乳製品など

 

食事のサポート!サプリメントも活用してみよう

「生活習慣や食事の内容も見直してみたけど、なかなか・・・」という方はサプリメントを上手に活用してみるとよいでしょう。美容に大切な栄養素『ビタミンB群』を豊富に配合したサプリメントを紹介します。

ビタミンBコンプレックス(ネイチャーメイド)

大塚製薬が販売する『Nature Made』のビタミンBコンプレックスはビタミンB群を8種類配合した栄養機能食品です。配合されているナイアシン・ビオチンには皮膚や粘膜の健康維持を助けるはたらきがあります。1日1粒の摂取で、毎日の健康維持に続けやすい商品です。

ビタミンBミックス(DHC)

DHCが販売するビタミンBミックスはビタミンB群を8種類配合した栄養機能食品です。配合されているナイアシン・ビオチンには皮膚や粘膜の健康維持を助けるはたらきがあります。1日2粒の摂取で、パウチタイプの商品なので持ち運びにも便利です。

DHC 60日分 ビタミンBミックス(120粒*5袋セット)【DHC サプリメント】

ビタミンB群(Dear Natura)

アサヒが販売する『Dear Naturaシリーズ』のビタミンB群はビタミンB群を8種類配合した栄養機能食品です。配合されている、ビオチンには皮膚や粘膜の健康維持を助けるはたらきがあります。1日1粒の摂取で、毎日の健康維持に続けやすい商品です。

 

 

まとめ

肌荒れは生活習慣から食事内容までさまざま原因が関係しています。この記事でご自身の肌荒れの大きな原因をまずは知ってもらい、原因にあった対策を少しずつでも試していただければと思います。

参考文献

肌荒れの具体的な症状や原因とは!?代表的な肌荒れの特徴と症例/エーザイ

https://www.chocola.com/hadaare/symptom01/ 

1日でもはやく治したい!肌荒れの原因と対策方法/美容の情報/ワタシプラス

https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB008660/ 

ターンオーバーのしくみや乱れの影響を知る/ハイチオール【エスエス製薬】

https://www.ssp.co.jp/hythiol/troublenavi/roughskin/turnover.html 

栄養バランスのとれた食事で肌荒れ改善/ハイチオール【エスエス製薬】

https://www.ssp.co.jp/hythiol/troublenavi/roughskin/meal.html 

ビタミンBコンプレックス/ネイチャーメイド公式サイト

https://www.otsuka.co.jp/nmd/product/item_103/

ビタミンBミックス30日分/健康食品のDHC

https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32167

ビタミンB群/アサヒのサプリ ディアナチュラ/アサヒグループ食品

https://www.dear-natura.com/product/detail/vitamin-b-bottle

執筆者 / ファクトチェック / 監修者

Author profile

Yosuke Fukuoka

薬剤師

【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。

Author profile

Nobuhiro Nagao

病院薬剤師として6年勤務。主にがん領域を経験。
現在は調剤薬局にて経営者かつ薬剤師として地域の健康サポートに取り組んでいます。
また、webライターとしてOTCやセルフメディケーションについて正しい医療情報を発信し、悩みを解消できる記事作成に励んでいます。

一緒にセルフメディケーションについて知識を増やしていきましょう。

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