バファリンルナの成分とは。ルナiとルナJの違いと選ぶポイント

頭痛・生理痛に対して使用可能なバファリン。市販薬としての人気もあり、薬局やドラッグストアなどで目にしたことのある方も多いでしょう。

今回は、バファリンシリーズの中でも『バファリンルナi』および『バファリンルナJ』について、有効成分の違いや選ぶポイントについて詳しく解説します。

薬剤師からのポイント

バファリンルナJはアセトアミノフェン単剤

バファリンルナJの有効成分は『アセトアミノフェンのみ』となっています。アセトアミノフェンは医療現場においても小児の解熱鎮痛薬として使用されることもあるお薬です。

バファリンルナiにはカフェインが含まれている

バファリンルナiには、解熱鎮痛成分であるイブプロフェンやアセトアミノフェンに加え、カフェインが配合されています。カフェインは、皆さんもご存じの通り眠気を抑えるだけでなく、頭痛を和らげる作用もあります。

ルナiは15歳から、ルナJは7歳から

バファリンルナiとバファリンルナJは、使用できる年齢が異なります。バファリンルナiは、15歳から、バファリンルナJは7歳から使用できるお薬です。

バファリンルナとは

バファリンとは、ライオン株式会社から発売されている解熱鎮痛薬です。中でもバファリンルナi、バファリンルナJは、女性特有のお悩みである生理痛に着目した製品となっています。

バファリンルナの成分の違い

バファリンルナに配合されている成分には、次のような違いがあります。

成分名バファリンルナi(2錠中)バファリンルナJ(1錠中)
アセトアミノフェン130 mg100 mg
イブプロフェン130 mg配合されていません
無水カフェイン80 mg配合されていません
乾燥水酸化アルミニウムゲル70 mg配合されていません

バファリンルナiには、解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンやイブプロフェンに加え、頭痛を和らげるカフェイン、胃の粘膜を保護する乾燥水酸化アルミニウムゲルが配合されています。

バファリンルナJは、解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンしか配合されていないものの、アセトアミノフェンしか配合されていないために7歳という年齢から服用可能となっています。

バファリンルナの効果と副作用

バファリンルナiおよびバファリンルナJの効能はどちらも同様です。生理痛・頭痛をはじめとする体に生じた様々な痛みに対して使用可能であることに加え、悪寒・発熱時の解熱効果も期待できるお薬となっています。

副作用としては皮膚に赤いブツブツができたりかゆくなることがあります。その他の副作用としては食欲不振などの消化器症状が報告されています。

効果と副作用の詳しい情報については製品に付属している添付文書をお読みください。

バファリンルナi 添付文書

バファリンルナJ 添付文書

バファリンルナの選び方

バファリンルナ2製品について紹介してきました。

ここでは、バファリンルナi、バファリンルナJをどのように選べばよいか解説していきます。

年齢を確認しましょう

今回解説したお薬に限らず、ほとんどのお薬には使用可能な年齢が決まっています。バファリンルナiは15歳から、バファリンルナJは7歳から服用が可能です。

お薬を使用する際には、必ず使用可能年齢を確認の上、使用しましょう。

頭痛がつらい人はルナi

バファリンルナiには、イブプロフェンとアセトアミノフェン2種類の鎮痛成分が配合されていることに加え、頭痛を和らげる効果のあるカフェインが配合されています。頭痛が辛い方には『バファリンルナi』がおすすめです。

急な痛みに対応したい時はルナJ

急な痛みに対して使用したいとき、水なしで服用可能な『バファリンルナJ』がおすすめです。バファリンルナJはチュアブル錠に該当し、かみ砕いて飲むことができるため、水がない状況でも服用することができます。

まとめ

今回は頭痛や生理痛に対して使用可能な『バファリンルナi』と『バファリンルナJ』について配合成分の違いや製品の選び方について解説しました。

突然現れる痛みを我慢せずにお薬を飲むことも選択肢の1つになるのではないでしょうか。

使用するお薬をよく理解し、正しく服用してください。

 

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参考資料
・バファリンルナ i 商品サイト
https://www.bufferin.net/products/lunai.htm 

・バファリンルナ J 商品サイト
https://www.bufferin.net/products/lunaj.htm 

執筆者 / ファクトチェック / 監修者

Author profile

Yosuke Fukuoka

薬剤師

【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。

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Nobuhiro Nagao

薬剤師

病院薬剤師として6年勤務。主にがん領域を経験。
現在は調剤薬局にて経営者かつ薬剤師として地域の健康サポートに取り組んでいます。
また、webライターとしてOTCやセルフメディケーションについて正しい医療情報を発信し、悩みを解消できる記事作成に励んでいます。

一緒にセルフメディケーションについて知識を増やしていきましょう。

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