「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」の効果と特徴とは。誰におすすめ?

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ

アレルギー性鼻炎用のOTC医薬品はいくつかあり、症状や年齢などに合わせて使い分けることができます。ただ、実際に購入する際には各々の違いを把握するのは難しいため、どの薬を買うか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回はそのひとつであるロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZの特徴や注意事項などを詳しく見ていきましょう。

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZについて

ロートアルガード鼻炎内服薬Zは合計6種類の有効成分が含まれているOTC医薬品です。それぞれの有効成分が異なる方向からアレルギー性鼻炎の症状を改善します。小さいソフトカプセルであるため飲みやすさにも優れています。

アルガードシリーズには点眼薬や点鼻薬もある

花粉やハウスダストが原因の目のかゆみには点眼薬、鼻水・鼻づまりには点鼻薬を内服薬と組み合わせることでより高い効果が期待できます。アルガードシリーズの内服薬と点眼・点鼻薬は入っている成分が異なっているため、併用することができます。

アルガード鼻炎内服薬ゴールドZの効能・効果

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZはアレルギー性鼻炎のくしゃみ・鼻水・鼻づまり・なみだ目・のどの痛み・頭重感 (頭が重たい感じ) に対して効果があります。また、アレルギー性鼻炎だけでなく副鼻腔炎が原因の場合に対しても有効です。

6つの有効成分とその役割について

メキタジン

アルガード鼻炎内服薬ゴールドZの主成分であるメキタジン抗アレルギー作用抗ヒスタミン作用を持っています。抗アレルギー作用によりアレルギー症状をもとから抑え、抗ヒスタミン作用によりアレルギー症状を鎮める働きがあります。

塩酸プソイドエフェドリン

鼻炎が起きている時は鼻粘膜の血管が拡張している状態になっており、これが鼻づまりの一因になっています。塩酸プソイドエフェドリンは血管を収縮させることで鼻づまりを改善します。

dl-メチルエフェドリン塩酸塩

塩酸プソイドエフェドリンと同じように、鼻粘膜の血管収縮作用により鼻づまりを改善する効果があります。

シンイエキス

シンイエキスは生薬成分のひとつです。溜まった膿を排出する排膿作用により鼻の通りを良くする効果があります。

ベラドンナ総アルカロイド

ベラドンナ総アルカロイドには副交感神経の働きを抑える作用があります。この作用により、鼻汁分泌を抑えて鼻水の出過ぎを防ぐ効果があります。

無水カフェイン

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の症状がひどい時に頭が痛くてスッキリしない感覚があると思います。無水カフェインは脳の中枢神経を刺激することで頭重感を改善してくれます。

飲み方は1日3回タイプ。そのメリットとデメリットとは

1日3回服用するタイプのメリットは、1日1回もしくは2回服用するタイプと比べて1日の中で体内に存在する有効成分の濃度を一定に保つことができます。これは、1日を通して薬の効果を安定して得ることに繋がります。

一方デメリットは、服用回数が多いために飲み忘れてしまう場合もあります。また会社や学校で薬を飲みたくないという方は服用回数の少ない製品を選ぶのもポイントの一つです。

薬剤師からのポイント

女性薬剤師

花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻水やくしゃみに使われる抗ヒスタミン薬は大きく第1世代と第2世代に分かれます。第2世代抗ヒスタミン薬は第1世代に比べて眠気や口の渇きなどの副作用が少ない特徴があり、「アレグラFX」「クラリチンEX」などの商品が該当します。これら第2世代の商品は主成分1つを配合した「単剤タイプ」です。

一方、アルガード鼻炎内服薬ゴールドZ第2世代抗ヒスタミン薬でありながら、他成分を配合する「複合タイプ」になります。

つまり、現在販売されているOTC医薬品のうち、第2世代の抗ヒスタミン作用を持つ成分が他の成分と配合されているものは「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」のみになります。これまで単独タイプの第2世代抗ヒスタミン薬でも効果が不十分だった方は試してみても良いかもしれません。

使用する際の注意点

OTC医薬品であるため、長期間の連用は避けてください。特に、5~6日間服用しても症状の改善が認められない場合は服用を中止して医師または薬剤師に相談してください。
また服用後に眠気や便秘、目のかすみが続いたり、ひどくなるような場合にはすぐに服用を中止して受診をしてください。

さいごに

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZは、6種類の有効成分がそれぞれ異なる働きをすることでアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎による諸症状を改善してくれるOTC医薬品です。また、第2世代抗ヒスタミン薬の中で唯一、他成分と配合された商品です。

今まで内服薬の効果が不十分と感じて悩んでいた方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZを5~6日間服用しても副鼻腔炎による鼻づまりや頭重感が改善しない、または症状が悪化してしまった時には医師や薬剤師に相談してください。

ついでにこちらもチェック

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZに関するQ&A

Q.何歳から服用できますか?

A.15歳から服用できます。

Q.服用できない人はいますか?

A.以下に該当する方は服用をお控えください。

・本剤または本剤の成分によりアレルギーを起こしたことがある方

・前立腺肥大による排尿困難の症状がある人

・高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病の診断を受けた方

・乗り物または機械類の運転操作をする方

・他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、せき止め薬、乗り物酔い薬、アレルギー用薬等)胃腸鎮痛鎮痙薬を服用している方

Q.誰でも服用できる?(妊娠中・授乳中も含めて)

A.以下に該当する場合はお近くの医師・薬剤師に相談してください

・医師の治療を受けている方

・妊婦または妊娠していると思われる方

・授乳中の方

・高齢者

・薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある方

・かぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬等により不眠、めまい、動悸、震え、脱力感など起こしたことがある方

・高熱、排尿困難の症状がある方

・緑内障、腎臓病の診断を受けた方

・モノアミン酸化酵素阻害剤 (セレギリン塩酸塩) を服用中の方

Q.飲み忘れたけど、気付いた時に飲んでもいいの?

A.気付いた時に1回分飲んでいただいて構いません。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして本来服用予定の時間に服用してください。一般的に、1日3回服用する薬を飲み忘れた場合は、服用間隔を4時間以上空けることが推奨されています。

Q.他のアルガードシリーズを使ってもいいの?

A.アルガードシリーズには、内服薬の他に点眼、点鼻薬が販売されています。重複している成分があるため、内服薬同士の併用は避けてください。点眼薬と点鼻薬は用法用量通りであれば内服薬と一緒に使うことができます。ただし、内服薬と点眼薬の併用により眠気が出ることがあるため注意が必要です。

Q.薬剤師がいないと買えないの?

A.薬剤師が不在の場合でも購入することができます。ロートアルガード内服薬ゴールドZは指定第2類医薬品※のため薬剤師以外に、登録販売者からでも購入可能です。※2021年3月時点

Q.ECサイトなどネットで購入することはできる?

A.インターネットや郵便でも購入可能です。ただし、薬剤師や登録販売者が使用者の状況などを確認の上、販売の可否を判断することとなります。

参考資料

ロート製薬株式会社 “ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ

執筆者・監修者プロフィール

Yosuke Fukuoka

薬剤師

【薬剤師】ドラッグストア薬剤師を4年間経験。その後、本社教育部門にて市販薬セミナーの講師を務める。広告やパッケージに惑わされないお薬選びのコツを「わかりやすく」伝えられるよう、日々の執筆を行っています。